「市民会議〜食と農の未来と遺伝子組換え農作物〜」を振り返る

パネリストからの発言




 2003年の11月8日、9日、22日、23日の4日間、「市民会議〜食と農の未来と遺伝子組換え農作物〜」が開催されました。農林水産省をスポンサーに、農林水産先端技術産業振興センター(STAFF)が事務局となって2000年から毎年行われている農水省版コンセンサス会議の4回目として位置づけられるもので、今回はパネリストを学生に限定したところに特徴があります。全国の大学3・4年生と大学院生を対象として公募が行われ、応募者40名の中から15名が選出、4日間の議論を経て「課題と提案」がとりまとめられました。

 今回、同市民会議にパネリストとして参加した4名の学生から、会議についての感想を寄せてもらいました。コンセンサス会議をめぐっては、農水省のコンセンサス会議が恒例化するのみならず、昨年末には、小林傳司著『誰が科学技術について考えるのか』(名古屋大学出版会)、木場隆夫著『知識社会のゆくえ』(日本経済評論社)といった、コンセンサス会議を考える際に欠かせない著作が相次いで出版されるなど、ますます目を離せない状況にあります。そのようななかで、今回、パネリストの学生たちから寄せてもらったかなり率直な感想は、コンセンサス会議の今後を考えるにあたって非常に貴重な意見だと思います。コンセンサス会議という実践に携わった当事者たちの声として、コンセンサス会議をめぐる議論の活性化に貢献できれば幸いです。

 なお、今回の市民会議については、以下のウェブサイトもあわせてご覧ください。市民の会議の概要、参加者たちがまとめた「課題と提案」などが掲載されています。
http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/2003/1126.htm









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