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お知らせ
 春のシンポジウムと総会のお知らせ


春のシンポジウム 『グローバル・サイエンス、ナショナル・サイエンス、ローカル・サイエンス(パート1)』

日時: 3月28日 (日) 12:30-1700 (12:00開場)
場所: 東京工業大学 石川台1号館124号室
   (東京都目黒区大岡山、東急目蒲線・大井町線大岡山下車徒歩約10分)
   例年とは会場が違います。ご注意下さい
   なお、参加申し込み、参加費用は必要ありません


 STSNJの春のシンポジウムを「グローバル・サイエンス、ナショナル・サイエンス、ローカル・サイエンス(パート1)」というテーマで行います。
 科学技術の成果が人類社会に大きな影響を及ぼしていることは疑いをえませんし、善し悪しは別にしてもこの事態が当分続くことも明らかであるように思われます。そこで、STSNJは人類社会と科学技術の関係のあるべき姿について模索を続けてきたわけです。
 この問題は決してマイナーな問題ではなく、先年行われた議員連盟「科学技術と政策の会」のシンポジウムでも、パネラーのあいだから地球の未来や日本の未来と科学の関係が当然のように語られました。また、昨年夏には全米科学アカデミーの機関誌でも「Toward a Global Science」という記事が掲載されました。しかし、こうしたときに異口同音に使われる「地球」やGlobalという言葉は、果たして多くの論者にとって同じ意味を持っているのでしょうか
 また、日本の未来のための科学技術政策、と言ったときの日本とは、どんなものがイメージされているのでしょうかこうした言葉は、しばしば口当たりの言い決まり文句として見過ごされがちになってしまいますが、実はその意味するところにあまりコンセンサスが無いのが現状ではないでしょうか? では、我々は今後の生産的な議論のためになにをする事が必要なのでしょうか。
 「地球のための科学」や「我が国の繁栄のための科学」を単なるお題目にしないためにも、こうしたとき使われる「地球」や「国家」、あるいは「地域」を批判的にとらえ、その意味するところをより明確にしていこうというのが今回のシンポジウムの目的であります。


パネラー
鬼頭秀一 (東京農工大学農学部地域生態システム学科人間自然共生学講座)
「技術における普遍性とローカリティ─生命技術と生態工学の可能性を巡って─」

隅藏 康一 東京大学先端科学技術研究センター知的財産権大部門
「特許と国家 -国際調和の潮流と新時代の国家戦略-」

橋本毅彦 (東京大学先端科学技術研究センター)
「米国の科学技術政策にみる地方性、国家性、国際性」

平川秀幸 (国際基督教大学大学院,(財)政策科学研究所客員研究員)
「グローバル・サイエンスは可能か─生物多様性保全を例にして─」








研究発表会と総会

日時: 3月27日 12:30-1700 (12:00開場)
場所: 東京工業大学 本館H111教室
   (東京都目黒区大岡山、東急目蒲線・大井町線大岡山下車スグ)
  なお、終了後に懇親会の予定


研究発表予定

池亀彩『モニュメントについて;文化遺産に関する人類学的研究』

中村征樹(東京大学)『画法幾何学と技術知の再定義;フランス革命と技術者集団の政治学』

金成根『1860年代における朝・日両国の科学技術政策の推移 -西洋との武力衝突をめぐって-』 他

 なお、現在研究発表者を募集中です。ご希望の方はoffice@stsnj.orgまで(応募者多数の場合はこちらで選ばせていただきます)。

 シンポジウム、総会、研究発表会のお問い合わせは
  広報担当 春日匠まで
  PHS: 0705-661-8808 E-Mail:office@stsnj.org

 

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