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お知らせ
 春のシンポジウムと総会のお知らせ




STS Network Japan 2001 春のシンポジウム
『大学独立行政法人化問題とは何か』



日時:3 月31日(土)13:00-17:00(開場12:30)

会場:東京大学先端科学技術研究センター新4号館2階講堂

(最寄駅:小田急線・東北沢駅より徒歩7分、井の頭線・駒場東大前駅より徒歩10分なお、会場までの地図は先端研のホームページhttp://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/map/map-j.html をご参照下さい)
*参加費、事前の申し込みは不要です。
*STSNJの会員でない方もご参加いただけます。



パネリスト:
 小沢弘明(千葉大学文学部助教授)、澤 昭裕(経済産業省経済産業研究所研究部長)、益田隆司(電気通信大学教授電気通信学部情報工学科教授)、大内裕和(松山大学助教授)
コメンテーター:
 榎木英介(神戸大学医学部大学院生、研究問題メーリングリスト管理人)、小林信一(筑波大学大学研究センター助教授、科学技術政策研究所第2研究グループ総括主任研究官

   この十年、様々な立場から大学の危機と改革の必要性が叫ばれてきました。中でも国立大学の独立行政法人化は、1998年に浮上して以降、急速に議論の焦点となってきました。そしてその後の流れにおいて、これまで反対の立場と見られていた文部省が姿勢を変え独立行政法人化についての方針を明確に示すに至ったことにより、それが避けがたいものになったと認識する情況が生まれつつあります。
 しかし、独立行政法人としての大学像に対し、具体的で明確な展望がどれだけ打ち出されているのでしょうか。確かに、これまで楽観論、悲観論が様々な立場から唱えられてきました。ですが、それらの議論が充分に互いを認識し、噛み合った形でなされてきたとは言い難い状況です。そこでSTS Network Japanでは、いわゆる賛成派、批判派からその二極には分類しきれない視点まで、様々な議論が出会いぶつかり合う場を設定したいとの気持ちから、本シンポジウムを企画いたしました。
 大学の独立行政法人化という問題は、まさにその問題の広さ、複雑さゆえにSTS的であるといえるでしょう。行政、産業界、大学関係者、それ以外の市民など、それぞれの立場の相違のみならず、例えば大学内部においても「売れる分野」(IT関連分野などでのイノベーションを次々と繰り出せる分野など)と、直接市場を意識するのは困難な分野(大半の人文系など)の存在などがあります。本シンポジウムが、文字通り異分野横断的なこの問題に関する公共的な対話の空間となり、21世紀の大学像について大いに考える良い契機を提供出来ればと思います。
 
  なお、本シンポジウムの翌日には毎年恒例の研究発表会も予定されております。是非お時間のある方はこちらにもご参加下さい。




年会・総会

日時 2000年4月1日(日)10:00〜17:00
会場 東京大学先端科学技術研究センター新4 号館2階講堂
 ・事前の参加費・申し込み等は不要です。
 ・総会以外はSTSNJの会員でない方もご参加いただけます。




2001年 STS Network Japan 研究発表会プログラム


<午前>
10:00  夏目賢一(東京大学大学院・総合文化研究科)
     「着想を得るということ〜ファラデーの「誘導」概念について〜」

10:30  小山田和仁(東京大学大学院・総合文化研究科)
     「地球温暖化問題における日本の政策決定者のフレーム分析 〜環境省、経済産業省、外務省で何が違うか?〜」

11:00  木村宰(東京大学大学院・総合文化研究科)
     「科学技術論争における科学合理性と社会合理性〜吉野川第十堰論争を事例として〜」

11:30-  休憩

<午後>
13:00-  総会

14:00-  休憩

14:30  重松真由美(東京工業大学大学院・社会理工学研究科)
     「高木仁三郎と原子力資料情報室(仮)」

15:00  薗田恵美(神戸大学・国際文化学部コミュニケーション学科)
     「立花隆を問う〜批判的研究とその考察から〜」

15:30  磯部裕幸(東京大学大学院・総合文化研究科)
     「『精神』の形質人類学?―オイゲン・フィッシャーによる、ドイツ領南西アフリカにおける『混血』研究―」

16:00  下斗米一明((財)松下政経塾21期生 東京大学大学院・法学政治学研究科)
     「GMOをめぐるヨーロッパのSTS研究(仮)」

16:30  松田紀子(東京大学大学院経済学研究科、フランス社会科学高等研究院)
     「産業化と技術教育の変容〜フランスのエンジニア養成をてがかりに〜(仮)」

(17:00頃終了予定)



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