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お知らせ





'99 夏の学校のお知らせ


'99 夏の学校のお知らせ 『人文科学とSTS』

期間:1999年 7月 24日 (土) 〜 26日 (月)
会場:関西地区大学セミナーハウス (神戸市北区道場字ロクゴ318-2 電話 078-985-4391)

アクセス:
JR福知山線(宝塚線)三田駅下車 神戸電鉄有馬温泉駅行きバス平田バス停下車 徒歩15分
JR福知山線(宝塚線)道場駅下車 徒歩30分(ハイキングコース)
神戸電鉄有馬温泉駅下車 三田行きバス平田バス停下車 徒歩15分
送迎バス:JR福知山線(宝塚線)三田駅 7/24 14:30発
     開場発 三田駅行き 7/26 12:30発

予算:\13,000程度 (一泊、二食で\6,500程度。後日正式にお知らせします)



  '99「夏の学校」のテーマは「人文社会科学とSTS」となっております。しかし、このタイトルから導き出されるイメージは各人により千差万別なことでしょう。今回の夏の学校では、以下の二つの方向性からプログラムを組み立てていく方針です。
 まず第一に、近代国家を語る上でその存在を無視できない社会科学に対するSTSを考えてみるという切り口、すなわち、自然科学に対するのと同じように社会科学に関してもthird opinionを提示していけるようにしよう、という観点からのSTSの可能性を検討します。
 第二に、STSは科学技術に対する人文社会学的研究のひとつであるという観点から、人文社会科学とSTSが互いから何を学びうるかについて方向性を探ります。社会科学(社会学・政治学・経済学・法学など)・歴史・文学・哲学など従来の人文社会科学的領域からSTSが何を学び、また、それらの領域にこれから何を提示していけるのかを考えます。

 人間の知がどのように科学・技術・社会をめぐる問題に関わってきたのか、、そしてその中でSTSはどのような役割を果たしていけるのか。これを機会に幅広い議論と多様な価値観の出会いが行われる場を提供したいと思っています。
 去年に引き続き今回もSTSNJ会員の塚原東吾氏にご尽力いただき、関西地区大学セミナーハウスで開催することになりました。申し込みスケジュールなどは、下記の通りとなっています。皆様奮ってご参加ください。




 1)参加最終締め切り7月5日 (延長しました)
 2)参加申し込みは4ページのものをご利用になるか、同様の書式でご送付下さい。
   (連絡先がメールの場合も、郵便物が受け取れる住所もお書き下さい)

 夏の学校のお問い合わせは
  夏の学校実行委員長 隠岐さや香 まで
  E-MAIL:Okisayaka@aol.com
  (FAXでのお申し込みは事務局 0424-43-5666 まで)






STS NETWORK JAPAN夏の学校 参加申込みフォーム

 STS NETWORK JAPAN夏の学校'99に参加します.*
 氏名(フリガナ)
 性別(男・女)*
 連絡先(所属先・自宅・EMail)*
 EMailアドレス
 所属先
  〒
  Tel.    −    −    Fax.    −    −    
 自宅住所
   〒
  Tel.    −    −    Fax.    −    −    
 参加日程 [7月__日の__時頃、[____駅/車で]に到着予定です)
 宿泊・食事*宿泊[24日 25日] 食事[24日夕 25日朝 25日夕 26日朝]
・EMailでの申込みも同様の書式でお願いします。




日程

7月24日
15:00〜 集合、チェックイン
15:30〜17:15 読書会(スタンジェール『科学と権力』松籟社、1999年) オーガナイズ:中村征樹(東京大学)

17:15〜18:00 松山圭子(青森公立大学) 「語りと医学理論」
 
18:00〜20:45 夕食・入浴
20:45〜21:30 川崎勝(山口大学) 「医学医療の人類学」
21:30〜     懇親会


7月25日
7:00〜8:30 起床・朝食
9:00〜12:00
 金森修(東京水産大学)   「ラディカル環境アクティヴィズムの一断片」
 中島貴子(東京大学先端研) 「WTO体制下の食品中残留農薬問題に対するSTS的アプローチの可能性」
 加藤源太郎(神戸大学)「将来における科学技術の制御について」か「ポストモダンと知識の再生産」 詳細は未定
 春日匠(京都大学)  「社会科学の動員 ー誰のために社会は記述されるか?ー」

12:00〜14:00 昼食・散歩

14:00〜15:30 
 藤垣裕子(科学技術政策研究所)  タイトル未定
 平川秀幸(国際基督教大学)「なぜ,そしていかにして科学・技術は人文・社会科学の対象になるのか」

15:30〜17:00
 講演会 シーラ・ジャザノフ(ハーバード大学) 「社会構成主義とはなにか,そのアプローチで科学を研究することの意義やメリットについて(仮)」

17:00〜18:00 総合討論
 
18:00〜21:00 夕食・入浴
21:00〜  懇親会


7月26日

7:00〜8:30 起床・朝食

9:00〜12:00 研究発表会
平岡隆二(神戸大学) タイトル未定
成瀬尚志(神戸大学) タイトル未定
隠岐さや香(東京大学)  タイトル未定
閉会の挨拶

12:00解散



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ーワークショップのお知らせー

「21世紀の科学技術と日本社会 ー科学技術政策と新たな産官学関係ー」
"Science & Technology and Japanese Society in the 21st century
 : policy making and a new relationship among the interested branches"

 21世紀の日本社会において産官学関係はどうあるべきか。この問いを、科学技術と社会の関係、とりわけ科学技術政策のあり方やその決定過程のあり方、という側面から議論するワークショップを開催します。
 発題者には、日本の科学技術・社会相関領域に身をおく研究者や行政官を、コメンテーターには、シーラ・ジャサノフ教授(米国ハーバード大学公共政策)を、そして、ディスカッサントにはスティーブ・フラー教授(英国ダーラム大学社会学・社会政策学)をお招きしております。
 欧米圏での科学技術論、科学社会学、科学技術政策論に関して精力的な研究活動を展開されているコメンテーターとディスカッサントの発言をたたき台にして、参加者全員の討論を深めること。そして、21世紀の日本社会と科学技術の関係を、科学技術政策とその決定過程のあり方、そして、新たな産官学関係という視点から展望すること。それがこのワークショップの目的です。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。



日時:1999年7月30日(金)午前10時〜午後5時30分
場所:東京大学先端科学技術研究センター 新4号館2階講堂
主催:東大先端研、STSNJ、JASTS
使用言語:英語・日本語

発題者
中島貴子(東京大学先端科学技術研究センター助手・科学技術論)
 「日本におけるレギュラトリーサイエンスの課題ー農薬の人体毒性評価をめぐる日米比較からー」

国吉浩(通産省資源エネルギー庁・公益事業部原子力発電課・企画官)
 「日本の原子力政策決定過程の問題点と課題ー行政官の立場からー」(仮題)

他数名交渉中



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スティーヴ・フラー氏講演会のお知らせ
「科学の統治: 開かれた社会の未来」(仮題)

日時 :1999年7月31日(土) 13:00−17:00
場所 :東京大学先端科学技術研究センター 新4号館2階講堂
主催 :STSNJ


 スティーヴ・フラー(Steve Fuller)氏は,「社会的認識論」という研究プログラムのもと,90年代の欧米圏STSをリードするアクティヴな研究者の一人として知られる科学哲学・科学社会学者で,現在は英国ダーラム大学社会学・社会政策学教授を教鞭をとるとともに,学術雑誌SOCIAL EPISTEMOLOGYの創刊・編集を担っております。科学哲学に限らず,一般市民の科学理解(Public Understanding of Science)や科学教育,大学政策などについても広く発言されています。また,STSNJ会員である若松征男氏(東京電機大)を中心に開かれた昨年のSTS国際会議での遺伝子治療をテーマにした「コンセンサス会議」や,インターネットをテーマにした第二回コンセンサス会議の動向にも注目され,岩波『世界』2月号に翻訳が掲載された論文「サイエンス・ウォーズ―正確には誰が敵なのか」でも論及されております。
 本公演会では,本年末に発売が予定されている氏の新刊GOVERNANCE OF SCIENCE: Ideology and Future of Open Society (Open University Press)の議論を中心に,欧米圏でのSTSの動向や今後の重要課題などについてお話頂く予定です。プログラムの詳細は,現在交渉中ですが,日本側からの報告も含め,これからのSTS研究の展望を描き,意見を交換することを目的としております。
 みなさまの積極的な参加と交流の実現を期待しております。



・講演会のさらなる詳細情報については,決定次第にSTSNJのメーリングリストにてお知らせします。同リストにまだ参加されておられない方は,これを機に御参加いただけると幸いです。

 

追記:: 恒例の東工大中島研究室公開セミナー「先端科学技術と社会」でもフラー氏を囲んだセミナーが,8月2日に開かれる予定です。こちらも皆様お誘い合わせのうえご来会下さい。





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