日時 8月5日、6日(1泊2日)
開催地 総合研究大学院大学
〒240-0193 神奈川県三浦郡葉山町(湘南国際村)
(人数によっては、宿泊のみ、総研大だけでなく湘南国際村にもお部屋を用意いたします。詳細につきましては、人数がおおよそ固まり次第、お伝えいたします)締め切り
発表締め切り 6月31日金曜
参加締め切り 7月14日金曜
現在、生命科学の周辺では様々な社会的議論が発生しています。立法府では食品公害の原点であるカネミ油症被害者の救済法案や脳死・臓器移植法改正案が作成され、司法の分野でも、水俣病の公式確認から50年、薬害エイズ訴訟和解から10年を迎えてこれらの事件の再考も始まりました。
このように、昨今は生命科学に関わる倫理的・哲学的な問題だけではなく、生命科学をどのように規制するのか、あるいは専門家がどのように社会的意思決定に関与しているのかといった社会的な問題に注目が集まっています。例えば、医療技術の規制をめぐっては学会や職能団体が作成するガイドラインの重要性が指摘されています。また、BSEについては食品安全委員会など行政委員会の中で科学者がどのような役割を果たすべきかが論じられています。
今回の夏の学校では,生命科学に携わる専門家の社会的意思決定への関与を見ながら、生命科学と社会をめぐる多様な視座を共有することで、どのような議論が生まれるか、その可能性を検討していきたいと考えています。様々な問題意識を持った方の参加をお待ちしております。
また、申し込みは、下記の申し込みフォームをご使用ください。
皆様のお誘いあわせの上ふるってご参加下さいますようお願い申し上げます。
プログラム
第一日
19時から 夕食
- 14時 開校の挨拶 田中丹
- 14時15分から14時50分
柿原泰「疫学にみる科学者の社会的責任(仮)」- 15時から15時50分
田中丹史「日仏の終末期医療体制について(仮)」- 16時から16時50分
藤本卓磨「研究活動とリスク評価の関係:BSE事例における分析」- 17時から17時50分
粥川準二「健康政策の現状と陥穽(仮)」- 18時10分から19時
発表に関する小討論
(夕食後、討論の続きあるいは宴会という形になります)
第二日
7時半から9時 朝食 湘南国際村センター内「カフェテリア オーク」12時から12時50分 昼食 レストランベラビスタ
- 9時から9時50分
森下直紀「テクノクラートの行政改革とその影響(仮)」- 10時から10時50分
加藤源太郎「ロハスにおける自然観と科学観」- 11時から11時50分
平井俊男「川に学ぶ環境学習(仮)」一人あたりの発表時間50分はあくまで目安ですので、進行状況にあわせて、開始時間や休憩時間をずらしてまいります。
- 13時から13時50分
江間有沙「情報化社会における個人の情報公開許容バウンダリー設定」- 14時から14時50分
高木里実「サイエンスカフェにおけるネットワーク分析の試み」- 15時から 総合討論