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神戸STS研究会 (通称・神戸大塚原研、「木ゼミ」) 主催   2002 連続 国際セミナー 第一弾(案)

東アジアSTS(科学・技術・社会論)ネットワーク
国際シンポジウム

「東アジアにおける科学・技術と社会」

East Asian STS Network
International Mini-Symposium on

"Science, Technology, and Society in East Asia"
Kobe University on January 12, 2002

 

日時: 2002年1月12日(土) 午後1時―5時

会場: 神戸大学 六甲学舎  神戸大学 百周年記念館 

神戸STS研究会では、世界的な学術運動である科学・技術・社会論(STS)研究の分野で、「東アジア」というパースペクティヴから「現代の科学・技術と社会」を見通してゆくことを目的として、韓国・台湾より両国のSTSを代表する研究者の方をお招きして、上記の国際シンポジウムを企画しております。 
わが国では、2001年10月7日に「STS学会」が創設されました。そこで東アジア諸国のSTS研究の最前線と日本の状況を相互に照らし合わせ、研究上の意見交換や経験の交流などをおこなうとともに、ヨーロッパ・アメリカ型ではない、「東アジア型」の、「科学・技術と社会の新しい関係」を模索してゆきたく思っております。
そこで台湾からは、台北・精華大学のSTSセンターを中心にSTSが制度化にむけて踏み出していることを精華大学助教授・雷祥麟氏にご紹介いただく予定です。日本では「STS学会」の初代会長に選出されました小林傳司氏(南山大学教授)から、STS学会の未来とその社会的使命についてご講演をいただく予定です。これら東アジアのSTSの制度化・組織化の現状を議論する機会になればと考えます。
韓国とはすでにいくつかの共同研究が進んでおります。 今回は、韓国STS界の中心人物であり科学史家として著名な宋相庸氏をお迎えする予定で、GMO(遺伝子組み替え食品)をめぐって開催されているコンセンサス会議について、日本での会議との比較検討を宋氏と中島秀人氏(東工大)との共同研究から報告いただくことにしております。またヒトES細胞の使用ガイドラインについての韓日比較も韓國科學史學會・會長・李成奎教授(仁荷大學校社會ヘ育院)と神戸大学・山崎康仕教授の共同研究からの報告をいただく計画です。

以上、どうぞふるってご参加ください。


プログラム(仮):  1月12日 東アジアSTSシンポジウム

pm1:00- 総合司会と趣旨説明 中島秀人(東工大・STS学会事務局長)
挨拶 野上智之神戸大学学長(交渉中)・三浦伸夫神戸大学教授(GMO研究会代表)

セッション・テーマ1:STSの制度化・組織化
pm1:15-1:45  台湾におけるSTSの制度化と組織化の現況  雷祥麟
pm1:45-2:15  日本におけるSTS学会の設立と将来展望「STSは何をするべきか?」 小林傳司
pm2:15-2:45 ディスカッション: STSと批判的精神:制度化は体制内化か?  
   ディスカッサント・司会: 柿原泰(東京大学)・春日匠(京都大学)

pm2:45-3:15 コーヒーブレーク

セッション・テーマ2: 韓日の国際STS共同研究事例:GMOとヒトES細胞
pm3:15-3:45  日韓でのGMOコンセンサス会議の比較  宋相庸 
pm3:45-4:00  共同研究コメンテーター:中島秀人
pm4:00-4:30 ヒトES細胞利用規制についての韓国・日本の比較研究 李成奎
pm4:30-4:45   共同研究コメンテーター:山崎康仕
pm4:45-5:15 ディスカッション: GMO、ヒトES細胞の研究へのSTS研究の有効性
       コメント・司会: 平川秀幸(京都女子大学)・綾部広則(東京大学)

pm5:30-    懇親会(神戸大学・ランスボックス)

主宰:   神戸STS研究会(木ゼミ)・神戸GMO研究会
後援:   STS学会、STSNJ(ネットワーク・ジャパン)、日本科学史学会・阪神支部会
使用言語:   司会・挨拶など、日本語を母国語とする場合のプレゼンは日本語。
         (海外からの参加者には随時、同時翻訳補助をつける。)
         基本的に海外からの参加者は英語でのプレゼン、日本語での逐次通訳付き。
参加費: 資料費程度を予定 懇親会費は5000円程度。
連絡先: 神戸STS研究会・神戸GMO研究会  神戸大学・国際文化学部 塚原東吾研究室気付  
      〒657-8501 神戸市灘区鶴甲1-2-1 tel./fax.078-803-7435
      e-mail: eug@cs.cla.kobe-u.ac.jp tsukaken@cs.cla.kobe-u.ac.jp(助手・松本気付)
神戸STS研究会については、www.h2.dion.ne.jp/~tukaken/ および www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~hirakawa/ などを参照。


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