◆高校理科新指導要領の問題点についての報告◆

平井 俊男(大阪府立今宮高校)




 2000年の夏の学校で発表した高校理科新指導要領の問題点についての報告が、ようやく日本化学会「化学と教育」誌2001年49巻10号pp.665-666に載りました。内容は、多様な教科・科目の選択化を推し進めることを、アメリカ・イギリスの事例、物理の選択履修者の減少、生徒の視点、そして指導困難校で成果を上げた自己の実践事例から検討し、選択化の必要性を認めないとしている。ところが新指導要領の実施は近いため、生徒が身に付けてほしい学習内容を、国民共通の常識・教養、調査・研究の方法、レポートの書き方と発表の仕方、討論と運動の方法、合意形成・意思決定の手法などとし、それらの教材研究にはSTS教育の視点が必要であるとしている。学習の保障には欧米並みの教育条件が必要とそれを要求している。




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