下記の提案は、2002年3月24日の総会にて承認された。

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2002年3月24日
STS Network Japan事務局

投稿論文掲載制度の廃止と、イヤーブックの編集方針の変更についての提案

投稿論文を含むイヤーブックの編集方針について、下記の提案をおこなう。なお総会において承認された場合、下記の提案内容は2002年度より適用される。

提案

  1. イヤーブックの投稿論文掲載制度を廃止する
  2. 年複数回の発行を目標とし、内容も年度報告からシンポジウムの報告を主体とするものへ変更する
  3. 2にともない、「イヤーブック」という名称を廃止し、デザインの変更もおこなう
  4. 速報性の向上に努めるため、シンポジウムの「テープおこし」を外注するなど必要な措置をとる

以上
提案の趣旨

日本におけるSTS研究の発表の場を提供するために、STS Network Japanは1995年より現在まで、イヤーブックに投稿論文欄を設けてきた。しかしこれは発表の場を提供するための暫定的なものであり、昨年の秋に科学技術社会論学会が設立され、この科学技術社会論学会より2002年の秋からSTS研究のための学会誌が新しく刊行されることが確実となっている現状を踏まえると、STS Network Japanにおいて投稿論文欄を提供しつづける責務は終了したと判断される。そのため、イヤーブックにおける投稿論文掲載制度を廃止することを提案する。
また、イヤーブックの投稿論文欄の廃止にともない、イヤーブックの形式についても変更をおこなう。すなわち、STS Network Japanの年度報告としての性格を持つイヤーブックを発行することを停止し、シンポジウムの報告を軸とした雑誌を、年一回ではなく、シンポジウムの開催回数に準じて年複数回発行することを目標とする。これは、シンポジウムにおいて時事性の高いテーマを扱うことが多いため、速報性が要求されていることに応えるためである。また、この年複数回の発行を円滑におこなうため、「テープおこし」を外注するなどの必要な措置をとる。

別紙

「STS Yearbookの投稿論文欄の廃止について」
 昨年度の総会でも確認したとおり、Yearbook の投稿論文欄はSTS Network Japanの精神に必ずしも沿ったものではなく、STSの研究発表の場が限られている段階での臨時のものであり、適当な発表媒体が確立された場合には廃止されるべきものである。昨年10月に科学技術社会論学会が発足し、今年の秋にはその学会誌が刊行されることが確実となっている。したがって、既定の方針に従って、Yearbookの論文投稿欄の廃止を提案したい。なお、本年度に投稿された論文はなかったことを申しそえる。
2002年3月24日
STS Yearbook論文編集委員会委員長 中島秀人


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